シングルマザーのウルオイブログ

3人の子供達との毎日や、アラフォーの悩み、仕事、お金について、つぶやきます。

離婚の一番の悩みは「子供達にどう伝えるか」

子供の前ではケンカしない夫婦でした

子供が生まれてから、夫婦の間で約束していたのが「子供の前で、ケンカしない」ということ。自分の中では、「お父さんの悪口を子供に言わない」ということも決めていました。どんなに元夫に腹が立っても、冗談交じりに笑い飛ばすようにして、感情のまま怒りをぶつけることはほとんどなかったと思います。

でも離婚が決まってから、夫婦仲はどんどん険悪になり、雰囲気が悪くなり、会話もお互いにつっけんどんになっていきました。あんなに子供達の前ではと頑張っていたのに、離婚のことになるとそれも難しくなっていきました。

 

子供達に離婚をどう伝えるか

離婚すると決めてから、一番頭を悩ませたのは子供達のことでした。ショックを受けることはわかっていましたし、どういう言葉で、どうやって伝えようか、ぐるぐると考えていました。まだまだ小さい子供達です。

考えた結果、正直にそのまま伝えることにしました。

 

  • 離婚すると決めたこと
  • 一生懸命頑張ったけど、お父さんを好きじゃなくなっちゃったこと
  • お父さんと一緒だと、お母さんがまたストレスで病気になって入院しちゃうかもしれないこと
  • お父さんもお母さんもみんなも幸せになるために、離婚すること
  • この家から引っ越して、新しい場所に住むこと
  • お母さんと一緒に住んでほしいけど、引っ越しも転校もするし名前も変わること
  • 引越し先は、3人が大好きな遊園地とか動物園とか水族館がある場所を考えていること

 

3人の返事は、意外にもあっさりとしていました。

 

  • お母さんが死んじゃうのは嫌だから、離婚したほうがいいと思う
  • 名前が変わるのは全然嫌じゃない、むしろ嬉しい
  • 引っ越すのも、遊園地の近くに住めるなら嬉しい
  • 3月まで今の学校で、4月から転校したい

 

「いいの?いいの?名前変わるんだよ?引っ越すんだよ?学校変わるんだよ?お父さんと離ればなれになるんだよ?」逆に私が不安になるぐらいのあっさり感。。。

離婚しても、子供達の父親であることには変わらないので、子供達には「お父さんと会いたいときには会えるし、お泊まりもできるし、電話もいつでもできるよ」ということも伝えたので、それが安心できる要素だったようです。

「お母さんが、ほかの人と結婚したら、お父さんが2人になるね!」なんて話も、3人でしていました。。。

 

逆に、子供達に励まされました

親が離婚しているという子がクラスに何人かいたり、芸能人でも離婚したり再婚したり、色んなニュースを目にしていたので、離婚が絶対ダメだとは思っていなかったようです。「離婚するの、嫌じゃないの?」と聞いてみたら「そりゃあイヤだけど、お母さんが笑ってないのはもっとイヤだから」って言われました。。。ありがとう、子供達よ。

 

でも子供達の一番の関心は、大好きなレジャー施設の近くに住めることだったようです(笑)今までは都心から離れた場所だったので、遊園地や動物園、水族館など、行きたいと思うレジャーにあまり気軽に行けませんでした。ちょうどその頃、その場所が紹介されているテレビを見たこともあり、テンションが上がっていたようです。

 

ちょっと私が疲れた様子をしていると、近くにきて「離婚して大丈夫だよ!」と笑顔で励ましてくれるようになりました。あの時は、一生懸命私を守ってくれようとしたんだろうなあと思います。子供達の健気な姿に、逆に心が痛みながらも「この子たちのために、頑張ろう!」と思いました。

 

子供達が、自分を責めていた

離婚すると伝えてから、実際に離婚して新しい生活を始めるまではまだ数ヶ月あったので、不安に思っていることはないか聞いたり、毎日のように色んなことを話しました。でも、「離婚はマイナスなことではなく、幸せになるために離婚するんだよ」ということを、いくら私がわかって欲しくても、なかなか子供には理解が難しいだろうなと思いました。やっぱり、子供達からすると親が離婚しないのが一番ですから。

 

そんなある日、次女むーちゃんから、「生まれてこないほうが良かったかな」と言われました。その言葉にびっくりしましたが、その時とっさに出たのが「お父さんと結婚したから、あなたたちが生まれた。だから、お父さんと結婚して本当によかったと思ってるよ」という言葉でした。むーちゃんは「良かったー!」と心底安心した顔をしていました。

 

その時、どれだけ子供達が傷ついていたのかを知って、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。なるべく元夫の悪口は言わないようにして、「お父さんもお母さんは、これからもずっとお父さんとお母さんだよ」ということを繰り返し伝えていましたが、それでも子供達には納得できないことだと思います。

 

ということで

離婚して2年が経ちました。「離婚していいよ」と言ってくれた子供達も、いざ離婚して新しい生活が始まってから、色々ありました。(それはまた別の機会に)それでも、やっぱり離婚して良かったと思いますし、私にできることをやって行くしかないなと思います。

離婚してすぐの頃は「私が頑張らなきゃ!」と力が入りすぎたり、逆に子供達への罪悪感でいっぱいになったりしていましたが、1年経ったあたりから落ち着いてきました。自分を褒めたいと思います(笑)