シングルマザーのウルオイブログ

3人の子供達との毎日や、アラフォーの悩み、仕事、お金について、つぶやきます。

離婚は簡単じゃない。頭でわかっていても、気持ちが追いつかないし、自分を責めてしまうものです。

離婚した理由は、1つじゃない。簡単に説明できない。

結婚にはその2人だけのドラマがあって、離婚には2人にしかわからない背景があると思っています。

 

周りには見えない、小さなトゲのような痛みとか、本当に些細なことが積み重なって、それが日々の生活に埋れていく。

「我慢できる、なんとかうまくやれる」と思って頑張ってきたのに、気付いた時には修復もできなくなっている。

それが離婚じゃないかなと。

 

私も、まだまだ自分を責めてしまうし、人生の失敗者のような負い目や、子供達への罪悪感を感じますが、離婚自体は、悪いことじゃない。

 

法律で「離婚はダメだ!」と決まっているなら別ですが、法律違反したわけでもなければ、倫理的に間違ったことをしているわけでもないんですよね。

 

頑張っても、どうしようもならないこともある。

未来に向けて進んで行くための、人生の選択肢のひとつ。

命に関わることなら、とにかく逃げなきゃいけない。

 

客観的に「離婚」ということを考えたら、悪いことでもないですし、非難するようなことではないんですが、自分が当事者となると、そうもいかないんですよね。

 

離婚は簡単じゃない。頭でわかっていても、気持ちが追いつかないし、自分を責めてしまいます。

 

もういいかげん、自分を責めるのを辞めたい

ブラッド・ピット主演の映画「セブン」を見た時の衝撃を、未だに覚えています。

ものすごく暗くて、救いのない映画(だと個人的に思っている)で、人間の汚さや、ずるさ、嫌なところを見せつけられる感じでした。

なぜ、この映画に触れたかというと、この映画のテーマが関係しています。

 

キリスト教の7つの大罪

この映画では、人間の罪がテーマになっています。

傲慢、嫉妬、憤怒、怠惰、強欲、暴食、色欲。

大罪を犯している人、周りにめっちゃいるような気がします(笑)そして、自分自身も十分に当てはまる。。。

でも、離婚することは、罪じゃない。この中には含まれていないんですよね。

 

有名な、インドのガンジーによる、7つの罪

インド独立の父、マハトマ・ガンジー。キリスト教の7つの大罪とは違う視点で、提言していました。

7つの社会的罪、というものです。

理念なき政治、労働なき富、良心なき快楽、人格なき学識、道徳なき商業、人間性なき科学、献身なき信仰。

日本、そして世界よ、大丈夫か?と心配になるほど、連日ニュースを賑わせているものばかりです。

でも、やっぱり離婚が悪いことだとは言われていません。

 

ローマ教皇庁が、新しく発表した7つの大罪

2008年に、新しい7つの大罪が発表されました。

遺伝子改造、人体実験、環境汚染、社会的不正、人を貧乏にさせること、鼻持ちならないほどのお金持ちになること、麻薬中毒

人類の歴史が進むにつれて、色んな罪も増えるものなのですね。。。

なるほどと思うものばかりで、特に「人を貧乏にさせること」「鼻持ちならないほどのお金持ちになること」っていうのが興味深いなあと思いました。

 

ビル・ゲイツさんは、世界中のお金持ちに、

「自分の子供に遺産を残すのではなく、寄付に使いましょう」

という呼びかけをしているそうです。

すごい。。。

この「新・7つの大罪」でもやはり、離婚することが大罪になるとは明記されていません。考えてみれば当然ですけど、結局は、自分で自分を許せるかどうかなのでしょうね。

 

離婚を前向きに受け止めていきたい

まだ離婚をする前のこと。離婚に向けて話し合いをしていた頃、インターネットであれこれ検索していたときに、こんな言葉を見つけました。

「結婚も離婚も、目的は同じ。幸せになるため。」

そうだ!そうだ!と、その言葉に勇気付けられました。

 

犯罪や法律違反でもないのに、「離婚」は悪いことだと、どこかで思っている自分がいました。未来に向かって行くための選択をしたというだけのことなんですよね。

 

仲がよくて、お互いに尊敬しあえて、協力し合えて、夫婦として添い遂げたいと思っている夫婦は、もちろん「いい夫婦」です。

離婚したいと思いながら、家庭の中が険悪になりながらも、離婚せずにいる夫婦が「いい夫婦」ではない。

 

それはわかっていても、離婚をすることで、

「離婚して傷つくのは、犠牲になった子供達だ」

なんて言われると、自分はなんて最低な人間なんだと思わされてしまうと思うんです。

 

本当は、真面目で、繊細で、責任感の強い人が、誰よりも傷ついて、引きずって、苦しんでいるのに。。。

 

ただでさえ、離婚で十分傷ついているのに、傷口に塩を塗られるようなことを言われたり、世間からの冷たい視線を感じると、なかなか、気持ちを強く保てないです。

簡単に心が折れます。

 

離婚しても、子供達の親であることに変わりはないですし、元夫が嫌いだろうがなんだろうが、その事実は変わらない。

頭ではわかっていても、気持ちがついていかない。そんな状況が、離婚してからずっと続いていましたが、最近やっと、離婚をオープンに言えるようになってきました。

成長しました(笑)

 

ということで

離婚してすぐの頃は特に、離婚した負い目を引きずって、辛くて、悲しくて、涙が勝手にこぼれて、イライラする日々でした。

店員さんに、ちょっと嫌な態度をとられたり、行政の対応がすごく冷たかったりするだけで、いちいち傷ついて、帰ってきて泣いていました。

その頃は、死んでしまおうかと考えたことも、何度もありました。

子供達を元夫に渡して、もう死んでしまいたいと思ったんです。

 

でも、少しずつ少しずつ、薄皮を剥ぐように「あ、ちょっと楽になったかも」と思えることが増えてきました。

頑張らず、無理せず、自分に甘く(笑)することも、大事なのでしょうね。

今日はちょっと、真面目に書いてみました。